今日はブログ更新が多い日で・・・
先週と本日と二日に分けて、20年もののダッチウエスト コンベクションヒーターのフルメンテに伺ってきました。
なんと20年ノーメンテ!
というのも、広島にメンテナンスが出来る業者が居なくて、ご主人様が煙突掃除や炉内掃除を行っていたのだそうで・・・
ようやくメンテの出来る業者に巡り合えたと、メンテする前から喜んでもらえました。
メンテする前に喜ばれることってあまりないので、嬉しかったですよ。
さて、肝心の本体はこんな状態。
外見は、天板などのサビが目立ちますが、結構きれい。
ですが、灰受けハンドルが折れて閉まらなくなっていたり、ガスケットはフル交換。
触媒やリフラクトリーも交換しなければいけなくなってました。
外せるものは外して初めてのフルメンテです。
ご主人様も興味津々でいろいろご質問頂きました。
また、ガスケット交換のための古いガスケットセメント除去を進んでお手伝い頂きました。
結構大変でしたね!
フロントガラスもススなどでこの状態ですが、焚いていた薪が良かったのですんなり取れました。
天板もメンテナンス前だとこんな感じ。
それがメンテナンスをすると!
新品とまではいきませんが、15年くらいは若返りましたよ!
サビも目立ちにくくなって、フロント・サイドドアの開閉もスムーズになりました。
閉まらなかった灰受けも、ハンドル交換で閉まるようになりました。
ダンパーも調整して、密封ができるようになりました。
約2年ぶりに焚ける状態になったそうで、久しぶりに薪ストーブで暖をとれるようになりました。
すごく喜んで頂けてこちらもうれしく思います。
久しぶりのストーブシーズンを楽しんでください!
≪たま≫
さて、昨日の続きです。
今回の会議の目玉はこちらでした。
ネスターマーティンSシリーズ Hシリーズ用の耐震装置になります。
日本は地震大国ですね。
記憶に新しいところでは熊本地震がありました。
その前は東北で震災がありましたし、神戸でも震災がありました。
かなり大きな揺れで、ストーブが転がったり足が折れたりとの報告があったそうです。
そのために開発を進め、この度S・Hシリーズ専用の耐震装置が発売されることとなりました。
実際に実物も見ることができました。
鋼板製の部材になりますが、厚みもあり重みもズッシリとありました。
この部材をアッシュパン(灰受け)の下に取付して、床とストーブを完全にくっつけてしまう部材になります。
新規での設置であれば、オプションで注文すれば取付した状態で発送していただけますが、既設にも取付が可能です。
ストーブを一回寝かす必要がありますが、アッシュパン下にボルト穴を空け、ボルトを通し、耐震装置をボルト固定します。耐震装置用の受け材もあらかじめ床面にコーチボルトで固定しておきます。耐震装置をストーブ本体側へ取付したら、受け材に固定し、設置完了となります。
今回、実験映像も見せていただきましたが、実験結果としてはストーブ本体の被害はありませんでしたが、現状の実験では木造の合板への固定のみのデータしかなく、土間やALCへの固定となるとまだデータが無い状態でした。
京阪さんとしてもまだこれから色々な実験をしていくという事でした。
日本に暮らす以上は地震とは向き合っていかなければならない問題です。
これを取り付ければ100%大丈夫とも言い切れないのが正直なところです。
ただ、こういった部材はこれから必要になってくると思いますし更なる改良も必要になると思います。
施工側からの意見も上げていこうと思いますので、みんなで作っていくという気持ちで協力していこうと思います。
≪たま≫